明本歯科医院

口腔機能検査

口腔機能低下症

口腔機能低下症
口腔機能低下症は、う蝕や歯の喪失など従来の器質的な障害とは異なり、いくつかの口腔機能の低下による複合要因によって現れる病態です。
口腔機能低下を適切に診断し、適切な管理と動機づけを行うことで、さらなる口腔機能低下の重症化を予防し、口腔機能を維持、回復することが可能となります。

舌圧測定

舌圧(ぜつあつ)とは、舌と口の天井(口蓋)の間で食べ物を押しつぶす際に生じる力をいい、食べ物を飲み込む時、舌が上に上がり、舌が上がらないと上手く飲み込めず、むせたりします。
小児の口腔機能発達不全症、高齢者のオーラルフレイル、口腔機能低下症といった病気の診断指標となります。

低舌圧の問題点

小児

食べる、飲み込む、話す機能の発達障害の原因になります。いびき、睡眠時無呼吸症候群、口唇閉鎖不全症(口がポカンと開いてしまう)身体発育遅延の原因にもなります。

高齢者

食事中にむせたり、食べ物を飲み込めなかったり、誤嚥性肺炎の原因になります。また、発音が悪くなったり、いびき、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。

お子様の口唇閉鎖不全症測定『りっぷるくん』

お子様の口唇閉鎖不全症測定が簡単にできます

お子様の口唇閉鎖不全症測定が簡単にできます
口唇閉鎖不全症(口がポカンと開いてしまう症状)測定装置です。
りっぷるボタンを口唇と前歯の間に挟み唇を閉じてもらいます。そのボタンに付いた糸をリップルくんで引っ張って、お口からボタンが外れた数値が、口唇閉鎖力として示される装置です。

口腔乾燥測定

口腔乾燥測定
口腔乾燥症(ドライマウス)は唾液の分泌が減少、または分泌されなくなることで口の中が乾燥した状態になる症状です。
軽度では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリする、う蝕、歯垢の増加、口臭も強くなります。
唾液が不足することにより、唾液の抗菌作用や自浄作用が低下し、むし歯や歯周病になりやすくなるほか、口臭や粘膜の感染症、味覚障害、嚥下障害などを起こすこともあります。

原因

疾患によるもの、薬の副作用によるもの、脱水、口呼吸、ストレスによるものなどがあり、それらが複合的に関与している場合などがあり、この原因を解明し改善する必要があります。

こんな症状がある方は要注意

  • お口の乾きが気になる
  • 唇のひび割れができやすい
  • 水やお茶がないと食事がしづらい
  • 体が乾燥している
  • 唾液がネバついて泡立つ
  • 口臭がきつくなった
  • 舌の痛み、灼熱感がある

咀嚼力測定

咀嚼力測定
咀嚼とは、お口の中に入った食べ物などを噛むことです。
しっかり噛むことは脳を刺激し、体を動かすことやバランスを取るという骨格筋の動きに影響を与えます。
咀嚼機能を著しく低下させる要因に、う蝕や歯周病による歯の喪失があります。
高齢者では、残っている歯の本数が20本未満になると、転倒するリスクが高くなることが分かっています。

咀嚼力低下の問題点

小児

噛む筋肉や顎の骨が十分発達せず、歯並びの乱れや顎関節症の原因になります。
また、よく噛まない子供はIQの低下につながるという実験結果も報告されています。

高齢者

咀嚼が減少することで脳に流れる血量が減り、脳神経があまり刺激されず脳が活性化されないため、ボケや認知症になるリスクが増えます。
また、体を動かすことやバランスを取るという骨格筋の動きが鈍くなり、歩行中に転倒しやすくなってしまいます。

各検査について

各検査について
各検査では専用の検査器具を使用します。
測定結果の数値が標準より低い場合は、トレーニングにより改善することも出来ます。

また、記載している検査以外でも下記の検診も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
  • マタニティー検診
  • 1才児検診
  • 2才半検診
  • 成人検診
  • 後期高齢者検診(75才~)

顎関節や咬筋等の治療

歯科用両側性筋電気刺激装置『G−function』

歯科用両側性筋電気刺激装置『G−function』
ファンクショナル波形による電気刺激を与えることで、顎関節や咬筋など頭頸部の疼痛緩和や筋肉の弛緩が出来る治療です。
保険適用で約20分装置を付けるだけの治療となります。
気になる方はスタッフにご相談ください。